あなたはどのタイプ？適応の仕方で知るパーソナリティ６つのタイプ

こんにちは、心理カウンセラーの柘植かおりです。

ここでは「適応」という側面から見た６つのパーソナリティのタイプ、

想像型・行動型・信念型・反応型・思考型・感情型、についてご紹介します。

あなたはどのタイプでしょうか。

少し、自分の適応タイプを知ることのメリットについてお話ししますね。

私たちは、生まれてからこの世で生き延びるため、周りの人とうまくいやっていくため、「適応」しながら生きていきます。

その方法は、とてもユニーク。

「どのように適応してきたか」というそのやり方は、その人の特徴となっていきます。

例えば、

どんな風に人間関係を築くか、

どんな風に問題解決をするか

どんな風にコミュニケーションをとるか

人にどんな印象を与えるか、

自分・他者・この世界について、どんなイメージを持っているか

どういった生き方のパターンを持っているか…

などなど、色々な場面で適応の仕方がその人らしさとしてあられるんですね。

もちろん、適応の仕方があまりあらわれず影響を与えない場面もありますし、逆に人生を方向付ける場面で強烈に作用する、といったこともあります。

そして物事がうまくいかないなと感じる時、往々にして、昔ながらのやり方を繰り返している、ということがあります。

人は、幼い頃に身につけた適応方法を、大人になった今でも採用し続けているんです。

それを身につけた当時は、幼い自分を守るものとして最適なものでした。

最適だったゆえに、そのままずっと採用されて大人になった今も無意識に使い続けているのですね。

しかし、人は変化します。

成長しますし、環境は変わりますし、能力も変わります。

ずっと昔の最適が今の最適でないことがあります。

なので、自分の適応タイプを知るということは、

より人生を心豊かなものにしたり、

自分や人とのつながりを深くしたり、

より幸せに生きるための、変化と成長の可能性を見つけていくことにつながるんです。

適応のパーソナリティタイプには６つのタイプありますので、ご紹介します。

（実際には人は複数の適応タイプを併せ持っていますので、それによってもあらわれ方が変わってきます。）

適応の仕方は、本人にとっては当たり前すぎて、なかなか気がつくのが難しいところもあります。

「自分ってこのタイプかも」と楽しく自己理解することや、つらい気持ちを抱える自分への寄り添い、心の成長の可能性を発見など、あなたの心が喜ぶことに活用していただけたら嬉しいです。

以下に、それぞれのタイプの特徴を簡単に上げています。自分に近いと思うものを選んでみてくださいね。

１．想像型

繊細・無口・親切・芸術家・物静か・洞察力・丁寧・他者優先・こつこつ・ひっそり

創造的な心の世界を持っている／考えるけど行動に移さない

２．行動型

刺激的・人気者・高エネルギー・活動的・外向・魅惑的・華やか・ゴーゴー・ばばーん

人を惹きつけるリーダータイプ／目先の利益を優先して自己中に

３．信念型

緻密・敏感・決断力・管理・警戒心・統率力・威厳・正確・シャキーン・ズバッ

危機管理能力が高い／人を信用するのに時間がかかる

４．反応型

陽気・元気・子ども心・自由・夢中・誠実・忠実・いぇい！・わお☆

束縛なしで楽しく過ごしたい／時に愚痴不満、反抗的になる

５．思考型

責任感・模範的・完璧主義・いい人・効率的・計画的・ばりばり・もっともっと

物事をどんどん達成していく／手を止めるのが不安で休めない

６．感情型

やさしい・愛嬌・社交的・気遣い・持ち上げ上手・かまって・ねーねー・うふふ

人の気持ちを考えて尽くす／気持ちの上下で苦しくなる

※こちらで紹介した６つのタイプは人格適応論による分類です。
人格適応論はポール・ウェア、テイビ・ケラーによって開発され、ヴァン・ジョインズによって発展した理論です。ここに記載されているものは、よりやさしく伝えるために私の受け止め方や私なりの表現が混ざっています。
正確な内容を知りたい方は「交流分析による人格適応論」(誠信書房2007)をご覧ください。