ブログ

他人の言葉に揺れない「自分軸」はどう作る?情報に振り回されない心の整え方

2025-12-04

情報に振り回されない自分軸

情報に振り回されて疲れてしまわないために、いま話しておきたいこと

こんにちは、柘植かおりです。

今日は、そんな今の時代において「これ、めちゃめちゃ大事だよ」と思うことをシェアしたいと思います。

それは——

「情報を選ぶ力」 です。

「え、そんなこと?」と思われたかもしれません。

フェイクニュースとか詐欺に注意、みたいな話を最近よく聞きますが、それとは違って、今日お話ししたいのは、心に影響するテーマ、

人生や心にまつわるアドバイスの受け取り方

について。

私たちは、ラクになりたくて、ヒントがほしくて、情報を探します。

だけど、受け取り方によっては、情報疲れ、情報ストレスで苦しくなってしまう。

うまく情報を選んでいけるかで、心の軽さも、人生の歩きやすさも大きく変わってくるので、とっても大切なことだなと思っています。

どれも正しそうだからこそ、生まれる迷い

たとえば、ネットをみると、本当にたくさんの「教え」がみつかりますよね。


・とにかく行動しよう、まずは動くこと

・無理して動くより、休む勇気のほうが大事

・ポジティブに考えよう

・ネガティブに寄り添おう

・目標を明確にして、計画を立てよう

・目標に縛られず、流れに身を任せた方がうまくいく


どこかで聞いたアドバイスを並べていくと矛盾しているような。


心理の話でよく出てくる自己肯定感についてもそう。

「自己肯定感を高めるのが大事」、よく言われますよね。

でも「自己肯定感なんて高くなくていい」という人もいて、「高めよう」を耳が痛いほど聞きすぎていると、逆に新鮮に聞こえて、そっちが正しく思える。

そうすると、また別の成功者が「結局自己肯定感の高さだよね」と言っているのが耳に入る。

…。

何が正解?

何が間違ってる?

わからなくなるのも当然のことだと思います。

迷いが続くと、心が揺れていく

正解がわからないと、気持ちがもやもやするし、自分の感覚がわからなくなることもしばしば。

誰かの意見で揺れてしまうし、SNSなどでうまくいっている人を見ると「自分は間違ってるのかな」と不安になる。

そうなると行動が止まったり、逆に散らばったり。

「変わりたい」のに「変わらない」。

そのギャップがしんどくて、もっと情報を集めなきゃ、私に何が足りないんだ…と焦りが募る。

慢性的な不安と自己否定。

まわりはちゃんと進んでいるのに、自分だけ取り残されているようで、置いていかれているような気持ちになるかもしれません。


私たちはどうしても、正解かどうかで情報を見ようとします。

でも、その見方は「自分の軸」がどこにあるのかわからなくなるので、どんどん苦しくなってしまうんです。

選ぶ前に知っておきたい、教えの前提

世の中の教えは、どれも正しいと言えば正しいのです。

その言葉が向いている 「前提」と「相手」 が違うだけ。

たとえば、

・「楽しんでやればいいよ」

・「0.01%の細部に命を込めて」

絵を描き始めたばかりの人と、作品に魂を宿らせようとする職人では、当然必要な言葉が違いますよね。

でも私たちは、ときどきこの前提を忘れてしまいます。

自分が疲れきっているのに、トップアスリートの「限界まで鍛えろ」を採用してしまえば、それは苦しくなるに決まっています。

でも、アスリートの言葉が間違いなわけではない。

それは、その人の「今」にとっての真実なんです。


なのに、情報に振り回されている時って、ついこうなってしまうんです。

「これが世の中の“絶対の真実”なんだ」

「どんな状況でも、こうでなきゃいけない」

と 100%飲み込んでしまったり、逆に

「この人は間違ってる」

「浅い考えだ」

「世の中おかしい」

と 正解・不正解で切り分けてしまったり。


でも、そのどちらも、あなたを苦しくさせるだけで。

不満や苛立ち、そして孤独感まで生まれてしまう。

本当はただ今のあなたに向けられた言葉ではなかった。

それだけ。

だから「自分の軸に戻る」視点が大切だなぁ、と。

今のあなたのための言葉でないものを背負ってしまうと、しんどいよね、ということです。

情報はあなたをしばるものではなく、選べる選択肢

仕事だって、求められるものが違えば、標語も価値観も変わります。

クリエイティブ重視の職場もあれば、正確さや安全が最優先の職場もある。

それと同じように、あなたの今によって必要な言葉は当然変わるわけで。


人は、迷っている時ほど、「こうしたらいいよ」という言葉を救いとして受け取りがち。

頼りたいですもの。

でも、迷いが深いほど、自分の軸で判断する力が弱っていないかはチェックが必要で、そのまま飲み込んでしまうと、あっちフラフラこっちにフラフラと苦しくなる。

だから、揺れやすくなるからこそ、まず自分の状態を確かめるようにしてくださいね。

情報の渦に、「自分がどこにいるか」の地図も持たずに飛び込んで、迷子にならないでくださいね。

どんな人にも、ちゃんと道は用意されている時代

考えてみれば、これだけいろいろな情報があるということは、うまくいく方法も、幸せになれる道も、本当にたくさんあるということでもあります。

「こう生きなきゃいけない」という正解が一つではなくて、どんな気質の人にも、どんな歩き方の人にも、その人を支えてくれる教えや言葉がちゃんと存在している。

これは、ある意味とても心強い時代ですよね。

「私の生き方にもちゃんと道があるんだ」

そう思えると、少し勇気が湧いてきませんか。


だからこそ、その恩恵をちゃんと受け取ってほしいのです。

自分の「今」を見る、「これは今の私に向けられた言葉かな?」と一度立ち止まる。

そのひと手間をかけるだけで、情報はあなたを惑わすものではなく、あなたの人生を後押ししてくれる「味方」になってくれます。


あなたの人生は、あなたが創るのですよ。

誰の正解でもなく、あなたの正解で。


あ、そして最後に少しだけ。

自分の今の状態がよくわからない時期も、何が自分に必要なのか掴めない時期も、人にはふつうに訪れるものです。

もしひとりでは整理しきれないな…と感じたら、心理セッションでお手伝いできますので、どうぞ声をかけてくださいね。

今日もあなたの幸せを心から応援しています。

 


🌿【メルマガ】
がんばりすぎずに私らしく生きられるヒントがギュッとつまってます

🌿個人セッションのご案内&お申込みはこちらから⬇

-ブログ