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落ち込んだ時の対処法・心が落ち着く4つのステップ

こんにちは、柘植かおりです。

皆さん、落ち込む時ってありますよね。

気持ちを追い払おうとしてもなかなかうまくいかなかったり、ずるずると引きずって沈んだ気持ちのまま抜け出せなかったり。

そんな時は、なるべく早く心を落ち着かせたい、そんな風に思いませんか?

今日はそんな時に役立つ「気持ちが落ち込んだ時の対処法」をご紹介します。

 

実は、これをお伝えしようと思ったのには理由がありまして、

それは、昨日、【リアルにめちゃくちゃ落ち込むことがあった】からなんです。

どんなことがあったかざっくり言うと、

自分が至らないせいで、2年という人生の貴重な時間を無意味に消費してしまったんだ、と思うようなことがありました、、、。

ずっと薄々そうかもと恐れていたものの、昨日、それを目の前につきつけられ、決定的にそうだったんだ、と確信することがあり、、、もう、本当に、自分が情けなくて情けなくて。

詳細を書くと長くなってしまうので、“2年を無駄にした”、というワードで相当へこんだと察してくださいませ。

久しぶりにかなりズドーンと落ちました。

事件後もすぐには立ち直れず、30分くらい泣きましたよ。暗い気持ちでいっぱいで。

 

けれども、

しばらくしたら、心は安定し、力が湧いてきました。

これは自然にそうなったわけではなくて、

(むしろ、放っておいたらまだ落ち込んでいたかもしれません^^;)

心の中で自分に向き合う作業をしたから、なんです。

でも「向き合う」って、正直よくわからないですよね。

なので、今回私が実際に何をしたのかを文章にしました。そしてわかりやすく、4つのステップにまとめました。

書いてみると、よくわからない心の作業がかなり明確になったと思います。

 

では、何をして心に変化があったのか、向き合う過程を4つのステップに分けました。

1とにかく感じつくす

2見えているものを疑う

3点から線で考える

4確認スタンプを押す

 

それではステップ1から書いていきますね。

 

ステップ1:とにかく感じつくす

まず、自分が感じていることを味わい尽くします。

『本当に心底自分がいやー、情けない、泣けてくる。

なんでもっと頑張らなかった?なにしてた?恩ある人にも迷惑かけてるよね?クズだな?私は人間のクズだ!

こんなこともできないなんて本当才能ない、無能だよ。情けない、かなしい…』

などなど、

とにかく今感じていることを否定しない、脈絡がなくても、普段なら口にするのははばかられるようなことでも、いい悪いの判断を入れず湧き出る考えや気持ちをそのまま感じていきます。

そして、できれば「セリフ」にします。

「きーっ」「ほんとやばい」よりも、例えば「友達ならこれぐらいわかって当然と思うのに、やってくれなくて腹が立つ」の方が感じていることの輪郭がはっきりしますよね。

そうして気持ちを丁寧に味わい尽くすと、気持ちが変化していきます。

下向きに落ちていたボールが深い穴の底にあたって、跳ね返って上向きに軌道が変わるような感じでしょうか。

逆に、ネガティブな気持ちに蓋をすると、そのためにエネルギーが使われて何となくしんどくなったり、その気持ちが人に投影されてイライラしたり、ネガティブな気持ちを体験し続けることになります。

 

ステップ2:見えているものを疑う

落ち込む気持ちを感じている時は、周りの情報を遮断して、ぐっと自分の中に入り込んでいる感じですが、気持ちを感じきると、自分の気持ち以外のものを見るようになります。

そうなったら、次は、自分に見えているものは本当かな?と疑問を持って見てみます。

落ち込んでいる時って、現実が見えていないことが多いんですよ。

感情に引きずられて狭い世界に入ってしまい、偏見や妄想が 強くなって、独特な物の見方になります。

なので、別の角度から事実を見ることを意識します。

・100%無駄ということがあり得るか?その見方はあまりにも乱暴で大まかではないか。

・無駄と判定したのは自分のどんな価値観か?

・○○さんでも同じように言うか?(他の人に聞いたらどう言うか)

などなど、検討します。

※あくまでも気持ちを感じきってからこのステップに移ります。そうでないと、頭ではわかるけどもなんだかモヤモヤするという状態になります。

 

ステップ3:点から線で考える

今回の出来事にタイトルをつけるとすると「情けない自分のせいで2年を失った事件」というものです。

けれどもこれは事件直後、「今時点」のタイトルです。

もう少し時間軸を長く考えて、その出来事が今後の自分にどう役立つかという見方をすると、 今回の出来事の タイトルはもっと違ったものになるかもしれません。

その可能性をさぐるために「もし、今回の事にプラスの意味があるなら何?」「これをどんな風に役立てられる?」と 考えます。

なぜプラスで考えるかというと、

過去の嫌な出来事も時の経過とともに、意味があった、そこから学んだと思うことも多いことを、私たちは経験上知っています。

それを時間がたつまで待つのではなくて、今、先取りしてしまう、ということです。フライングゲットです笑。

そのようにネガティブ面だけでなく、プラスの面を受け取ることができた出来事は、ただの嫌な出来事から、自分にとって大切な出来事、ターニングポイント、成長点、など別の意味を持つようになります。

「今回、自分の至らなさをひどく情けなく感じたけれど、いままでの人生の中で、こういう対処の仕方をしたことはなかった。新しい経験だったんだ。そしてそれが身に染みるまで、私にはこの期間が必要だったんだ。

この先の人生にも、山や谷があり緩急がある。その時に、一つのやり方しか知らない私より、今回の経験をした私の方が、きっとうまくやっていけるのは、確実だ。」などなど、

プラスの意味、学びを受け取ってしまうんです。

合っているかどうかは関係ありません。あくまで自分が受け取れるものを受け取ればOKです。

 

ステップ4:確認スタンプを押す

最後に。今回の事を確認します。

「すごく落ち込むことがあったけど、このことから私は○○という学びを受け取ったんだ。」

ということを、あらためて、しっかり認識します。

さらーっと流さずに、丁寧に胸に刻みます。

これまでのステップは嫌な気持ちをなくすため、ではなくて、自分を勇気づけるためです。

目の前のことに対処して終わり、ではなく、 その続きに未来を見ます。

最後にじっくりと認識することが、自信やこれからもやっていける感覚を育てます。

最初は 自分は情けない…と感じていたのに、それがこれからのパワーになるなんて、自分の心に丁寧に向き合うことは、自分に力を与えるんですね。

 

いかがでしょうか。

ステップに分けるとこんな感じで、自己対話をしていきました。

自分もやってみたい、という方は、ステップ1だけでもやってみる価値はあります。

自分を責めない、否定しない、自己受容は、基本ですから。

 

でも、落ち込んでいる時、なんでも自分で一人でどうにかしようとしすぎないで下さいね。

一人で抱え込んで苦しさが長引いたり、頑張りすぎてダウンする前に、SOS信号をだすことも大切なことです。

あなたの幸せを心から応援しています。

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