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自分が嫌いを好きに変えるには自分の○○を知ろう

あなたは自分のことが好きですか?

今回は「自分が嫌いでしんどい」「自分を好きになりたい」あなたへ、嫌いな気持ちはどうしたら変わるのかについて書いていきます。

 

面白くない自分が嫌い

空気が読めない自分が嫌い

努力できない自分が嫌い

人から注目されない自分が嫌い

・・・

 

自分で自分が嫌いという気持ちを抱えているのは、すごくしんどいですよね。

その状態がつらいから、何とか「好きになれる自分」になろうと頑張るけど、演じているようで疲れるし、根っからはそうなれない。

それに自分を認めてあげましょう、自分をほめてあげましょうと聞いてやってみても、「でも私、嫌なところあるし」と思うと気持ちがしらけたりして。

「自分を好きになろう」というメッセージが、なんだかプレッシャーを感じることもあるかもしれません。

 

もし、「頑張っても好きになれない」、そうであっても、自分を責めないでくださいね。

なぜなら好きか嫌いかは自分には決められないことですから。

ケーキが好きな人に今日からケーキを嫌いになってくださいと言っても無理ですし、犬が嫌いな人に今から犬を好きになってねといっても無理なもの。

意志の力で動かせないのは当然のことです。

 

では、自分が嫌いという気持ちは変えることができないのかというと、そうではありません。

例えば、昔はいいと思っていて着ていた服でも、今見ると「なんかダサい」と思うことがありますよね。

好き嫌いは変わっていきます。

これは好みや価値観が変わることで好き嫌いが変化したということ。

時間が経過したり、衝撃的な出来事に遭遇したりすることで、変化することがあります。

そして、そのような自分ではコントロールできない要因での変化だけでなく、「自分発」で自分に対する嫌な気持ちにアプローチすることもできるのです。

 

どうするのか、それは「事情を知る」ということ。

 

どういうことかというと、例えばドラマで主人公に意地悪ばかりする嫌な役を想像してみてください。

観ている側としては、「ひどい!性格悪い!むかつく!」とその人に対する嫌な気持ちでいっぱいになるわけですが、

ドラマ後半で、その人が、傷つくようなことを言ったりキツイ態度をとるのは、実はそうすることで主人公を悪の組織(笑)から命懸けで守るためだった!実は裏で人知れず戦っていた!とかなんとか、そんなことが判明。

そうすると、感じ方が変わり、

「なんだ!いい人だったんだ!」「実は主人公を誰よりも大切に思ってたんだ」「むしろ理解されず孤独で、一人でつらさを背負って・・・犠牲になって守ってくれてたなんて、切ない(涙)」など、

 

今まで嫌いだった人の株が爆上がりすることがあります。

 

どうして気持ちが変わったかというと、「事情を知ったから」なんですよね。

「本当は」こう思っていたんだね、それには肯定的意図があったんだね、ということがわかると、理解や共感が増えます。それが嫌い一色だった気持ちに変化をもたらすのです。

 

今はわかりやすくするために単純化し、他者を例にしましたが、これは自分に対しても同じこと。

面白くない、空気読めない、努力できない、人から注目されない、

そんな自分が嫌い。

でも、そういう自分には、何か事情があるんじゃない?

 

自分で自分を知りに行く。

いつからだろう?

そういう自分でいる意味ってなんだろう?

もし、このことに肯定的な意図があるとしたらなんだろう?

 

例えば、人から注目されないそんな自分が嫌い、でもそれはもしかしたら、注目されないようにしないと安全ではなかったのかも。

人から注目されることで批判を受ける機会が増えないように、目立つことでトラブルに巻き込まれないように、そんな理由からそうしているのかもしれません。

在感を出しすぎないことで、安全な一人の時間を過ごせているのかもしれません。

 

事情を知り、理解を深めていくと、あなたが嫌いと思っている自分の一面が、ただの嫌な性格の一つというわけではない、ということがわかっていきます。

あなたが嫌いだと思う一面は、どんな役割を持っていると思いますか?

あなたが安心して生活するために、何をしてくれていますか?

 

ぜひあなたオリジナルの事情を知りに行ってみてください。

 

そして、決して「自分を好きにならないといけない」わけではないです。どうしても好きにはなれない部分があったとしても、そうだよね、でOK。

事情に関心を向けることは、承認になります。(嫌い、なくなってほしい、より相当自分との親密度が高い。)

自分を理解する過程は自己受容にもなるので、自分への攻撃が減って心が楽になっていきます。

一人だと自分に深くアクセスするのが難しいかもしれません。そんな時はぜひセッションをご利用ください。

 

そして、落ち込むような出来事があった時、特に「自分が嫌いだ」と強く感じると思います。

その時の自分をー100だと感じて、自分という人間はー100点なんだとラベルを貼ってしまうかもしれません。

ですが、落ち込む時以外も感じてみてください。
ー50の瞬間も、―10の瞬間も、+10の瞬間もあるはず。

嫌いも好きもグラデーションがあります。

だから、落ち込んだ時に感じたー100、確かにそう感じた時があったとしても、それはあなたという人間の平均点ではないということは、覚えておいてくださいね。

自分対する気持ちって「すきーきらい」だけじゃないし、理解と共感を使って、一生離れられない自分と、穏やかな気持ちで、一緒にいられますように、願っています。

 

 

↓ 自己理解の参考に

◆自分が嫌いから抜けると減っていく苦しさの例

○自分じゃない誰かになろうとすること(比較・嫉妬)

○心が暴れた時の人格否定

○能力・親・境遇など何かを強く呪う気持ち

○自分に対するハードルを上げ過ぎること

○人から○○と思われたいという執着

○褒め言葉やけなし言葉への過剰な反応

○他人へのひそかな見下し

などなど

◎「自分が好き」というと、もしかしたら自分が大好きでたまらない、という自己陶酔のような好きを想像される方もいるかもしれません。ですが、心がラクでいられる好きは、自分をあたたかく見守る穏やかな愛の感覚だと思っています。

 

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