すごく悩んでるわけではないけど、すごく幸せでもない理由

『それほど大きな悩みがあるわけではないけれど、何となく毎日がつまらない』

『病院にいくほど深刻じゃないけど、なんとなく心がしんどい』

『このブログのような心理系のものに興味を惹かれてしまう』

という方は、もしかしたら自分の背負っている悩みの重さに気づいていないのかもしれません。

重いとの自覚はなくとも確かに背負ってはいるので苦しい感覚はあり、なんとなく低空飛行している感じがするのですね。

なぜ自覚がないのか、その理由の一つは、「我慢が当たり前になっている」ことが考えられます。

例えば、

家族の食事はきちんと準備するけど、自分の分はどうでもいいものを食べるとか、
新しいものを買うのがもったいないと、気に入らないものを使い続けるとか、
お金と時間を理由に、いつも物事をあきらめるとか、

日常生活の中でも、あまり我慢することが普通になっているので、我慢が特別なことだとは感じないのです。

もしかしたら、これを読んで、それが我慢なのかな？と疑問に思う方もいるかもしれませんね。

でも、これを他人に向かって

「あなたは残り物を食べてね」
「あなたに新しいものを買うのはもったいないから今のものでなんとかして」
「あなたのためにお金や時間を費やしたり捻出する気は一切ないの」

と言うとすれば、
「ひどいことを言っているな」と感じると思います。

でも自分にはそういう対応をしてしまっているんですね。

これは、心の癖なんです。

自分のことをついつい低い位置において、自分が犠牲になれば平和だから、と考えてしまったり、不都合は受け入れるしかないものだと合理化してしまったり。

そうやって、自分の気持ちを抑えてきて。

そうすることで、今まで周囲と折り合いをつけたり、なるべく傷つかないようにしてきたのだと思います。

過去のどこかの時点で、そう対処しようと決めて取り入れた方法を、慣れ親しんだものとして使い続けているんですね。

そこから抜け出すためには、こうした心の癖や思い込みにまず気づいていくことが大切です。

もしかすると、これまでたくさん我慢をしてきた事に意識を向けられるようになると、悲しいきもちになったり、腹が立つことがあるかもしれません。

けれども、自分との付き合い方を振り返り、自分ってかわいそう！と思ったら、それは不幸なことではなくて、未来の幸せの入り口です。

不満を持つことは、悪いことじゃないです。
その下にはあなたの願いが隠れています。

あれこれと、〜したい、〜ほしいと願いをもっていいんですよ。
そう考えると湧き上がる罪悪感は過去の残像です。

誰かのために、わきまえようとしたり、清貧であろうとしたり、物分かりのいい人になってあげなくていいんです。

一度、なんの制限なしで、ものすごーくわがままに、「どう生きたいか」、真剣に考えてみてください。

無理だから、くだらないことだから、夢物語だから、と制限せずに。
役に立つかどうかとか、人が聞いたらどう思うかとか、立派なことに仕立てようとかやめて、遠慮なく言語化してみてください。

純粋に私はこうしたい、という感覚はあなたの尊い叫びです。

それを実現しようとすると、現実とのギャップに悩むこともあるでしょう。

悩んでいると、自分が弱いのではないか、欠陥があるのではないかと感じるかもしれません。

けれども、悩むということは、それだけ真剣に生きようとしているということ。

自分に「これからを私はどうやって生きていくか？」と問うていることなのですから。

現状を認め、自分の内側から湧いてくる声に耳を傾けられることは、むしろ「強さ」と言えます。

もし、自分の声がわからない、進み方がわからない時は、どうぞカウンセリングを使って、より早くあなたの望む未来を手にしてください。

あなたの幸せを心から応援しています。