ブログ

無意識からのメッセージは「やってみて」受け取る

こんにちは、柘植かおりです。

「すごくいいこと聞いたなぁ」という時、へー、なるほどー、と思っていい気分になっても、それが続かない、ということありませんか。

身についたり自分のものにするためにはやはり「やってみる」ことが必須です。

面倒だなぁ、と思うかもしれませんが、実践するとそれが身につくだけでなくて、潜在意識から自分にとって必要なメッセージを受け取ることがあるんです。

という話を、今日は私の経験からお伝えしますね。

【物事には両極があって、例えばプラスとマイナスは必ずセットになっているんだよ】

ということを初めて知った時、すごくいいことを聞いたなと、思ったんです。

その時は、「マイナスばっかり見てたら落ち込むから、プラスも見て印象を変えようってことね」と解釈して、変に落ち込むことが減っていいかも、なんて思ったんですね。

そして、自分もそういう考え方をしてみようと思い、普段から意識するようにしてみたんです。

例えば、自分が失敗した時に、こんな見方もあるよね、とか、

あの人どうなの!?と思うことがあった時に、でもこんなプラスもあるのかな、とか、探してみる。

 

最初は正直「なんかこれって無理にいいように言い換えしてるだけじゃないのかな」という気持ちだったんですよ。

でもしばらく続けていたら、ある時ふと、気づいたんです。

これって単に見方を広げましょうと言っていたんじゃないんだ、

どういう前提でいるかの心のあり方の事を言っていたんだ、と。

 

どういうことか、気づいたことを詳しく言うと、

マイナスがあればプラスがあるから違う方も見よう、そうすれば見方が広がる、というのはある意味テクニックなんですね。

練習して身につける、頭で考えている事です。

でも、これがすいすいできるようになると、心が動いていくんです。

本当に物事には両極があるんだ、という納得感が生まれる。

そして、心の底から「両極がある」と思えると、どうなるかというと。

 

目の前の現実がネガティブしかないように思えても、実はポジティブな意味もあるんだ、と思えるんですね。

もしポジティブな意味を見つけられないとしても、それは自分に見えていないだけなんだと。

どう見てもネガで、ポジ面は今のところ見つけられないけど、でも「必ずある!」と信じられるようになる、ということです。

 

このことに気が付く前に、もしそんなこと言う人がいたら

・・・そんなの現実が見えていないイタイ人じゃないですか・・・?

と思ってしまったかもしれませんが、

本当に両極がある!と信じだした私は、むしろ今までの前提を疑うようになるんです。

 

そもそも本当に私はちゃんと現実を見れているのか??

全部を見れているのか?

見えていない可能性はないのか?

自分がすべてを把握しているなんて、それこそ現実離れしていないか?

 

私たちは目に見えるものを現実だと認識し、それが真実だと思います。

でも考えてみれば、ミツバチみたいに紫外線は見えませんし、蛇のように赤外線を感知することはできません。

私たちが見えていないところにも世界はあるんですよね。

ということは、私たちが認識できるものは限られている、というのが事実なんです。

 

これは視覚だけに限らず、思考においてもそうです。

私たちの脳は、出来事に対する無限の可能性のすべてをはじき出せるわけではありません。

ということは、必ず思い及んでいないことがある。

なぜそこについて考えられないかというと、自分が信じている事とは違っていたり、逆の事だったりするので、それについて認識できないんですね。

つまり、ネガティブな可能性を見れているということは、認識外にあるのはそれとは違うポジティブな可能性ということです。

 

と、気づいていくと。

もしネガティブしかないように見えても、それはポジティブが見えていないだけだと信じる事は、

そんな突飛なことではない、と感じるようになるんですね。

 

これは逆も同じで、両極があるということは、ポジティブしかないように見えてもネガティブも必ずある、ということ。

これは幸せに水をさすことではなくて、両方あるのだから現実に振り回されなくていいんだ、という発見です。

そしてこの世界は本当にそういう世界なんだと心からそう思った時、

「私がこの世界で『不幸だけ』を押し付けられることはないんだ」

「みんなが幸せなのに自分だけ不幸なんて取り残されたりすることはないんだ」

と心底思ったんです。

この世界の温かさを感じました。

そして、「物事には両極がある」ということは、物事の見方のテクニックにとどまらず、世界観、心のあり方について言及していたんだなぁ、とより理解が深まったんです。

そうか、これはこの世界や自分の人生に対する信頼と安心感のことなんだ、

目に見える証拠がなくても中庸であろう、私はそれを採用しよう、というマインドを手に入れたんです。

 

そして、逆に今見えている事だけがすべてとその枠内だけで考えていたから、

自分が悪いあの人が悪い、自分ばかり損している、運が悪い、など

気持ちが振り回されてしんどくなることが多かったんだな、

全部を含んでいない、見える範囲内で答えの出ない原因探しをしていたから、よく思考がパンクしていたんだな、と気づきました。

 

もちろん、これは私がやってみて気が付いたことであり、私にとっての真実なので、

これを読んでいるあなたにはもしかしたらしっくりこないかもしれません。

 

でも、ここでお伝えしたいことは、

これはいいなと思うことがあったら、それをやってみることで得られる「収穫」についてです。

聞いただけでは一瞬いい気分になってそこで終わり、身につくことはほぼないのですが、やってみることで自分なりの気づきや発見、意味を見つけるんですね。

「自分なり」ということがとても大切だと思っていて、

それが普遍的な真実であるかどうかにかかわらず、今のあなたにとっては重要なことだと思うのです。

なぜなら、ハッとする気づきは、自分の無意識からのメッセージで、自分にとって必要なものだからです。

 

是非、これはいいな、と思うものがあったら、実践してみてくださいね。

ここで取り上げた、【物事には両極がある】がいいなと思ったら、取り入れてみても面白いですし。

そこから得られるものは、あなたにとって大切なものであなたの成長に深く役立つものだと、私は思っています。

 

いつもあなたの幸せを心から応援しております。

-ブログ