
支えるあなたの心にも、やさしい時間を
人を支える仕事をしていると、気づかないうちに自分の心を置き去りにしてしまうことがあります。
相手のために全力を尽くす一方で、ふとした瞬間に
「このままでいいのかな」
「ちょっと疲れているかも」
そんな気持ちになることは、決してめずらしくありません。
真剣に人と向き合う方ほど、心に負担を抱えやすいもの。
それは、相手を大切に思う気持ちが強いからこそ起こることです。
よくあるお悩みの例
支援の現場で心を尽くしている方からは、こんな声がよく聞かれます。
自分のケアが後回しになる
- クライエント・生徒・患者を優先して、自分の感情や疲れを無視してしまう
 - 「弱音を吐いてはいけない」と思い込んでしまいやすい
 
期待や役割のプレッシャー
- 「ちゃんと支えなきゃ」「結果を出さなきゃ」という重圧
 - 思うように助けられなかったときの無力感や罪悪感
 
境界線を引く難しさ
- 相手の感情を背負いすぎてしまう
 - プライベートと仕事の境目が曖昧になり、休日でも気持ちが休まらない
 
孤独感
- 自分が相談できる相手がいない
 - 「支援する側だからしっかりしていなきゃ」と思い、誰にも頼れない
 
自己否定や燃え尽き
- 「自分はまだまだ足りない」と自己否定に陥る
 - 助けたい気持ちが強いほど、成果が見えないと燃え尽きやすい
 
支援の場で起こる「内面の反応」
支援の現場でうまくいかないときや、なんだかしんどさを感じるとき。
その背景に、自分の内面の反応が関わっていることもあります。
心がふれあうからこそ、ときに自分の心の痛みや思い込みが反応して、関わりが難しく感じられる瞬間もあるものです。
- 特定のタイプの相手にだけ、なぜかイライラしてしまう
 - 相手の言葉に過剰に傷つき、必要以上に落ち込む/防衛的になる
 - 「良い支援者でいなければ」という思い込みが強く、関係がぎこちなくなる
 - 過去の自分(家族・職場体験など)に重ねて反応してしまう
 
これらは、自分の内側にある未処理の痛みやパターンを知らせるサインでもあります。
気づいて、少しずつ心を整えていくことで、支援の時間はもっとラクに、そしてしなやかなものへと変わっていきます。
内面を見つめる意味 ― ラクに支援するために
- 気づく:何に反応しているのか(言葉・態度・状況・自分のストーリー)を丁寧に見分ける
 - ほどく:反応の背景(価値観・役割観・過去の経験)を整理し、心の痛みを回復していく
 - 選び直す:境界線・伝え方・関わり方を微調整し、自由度を取り戻す
 
このプロセスを重ねるほど、「相手を大切にしつつ、自分も守られる」関わり方へとシフトします。
結果として、関係は落ち着き、支援の質も安定していきます。
セッションでのサポート例
セッションでは、支援者としての役割をいったん脇に置いて、安心して自分の心と向き合う時間を過ごしていただけます。
- 支援者としての自分と、一人の人間としての自分を取り戻す
 - 自分のビリーフを見つめ直し、心をクリアに整える
 - 最近の出来事・感情・身体感覚の「棚卸し」とリフレクション
 - 反応が強まる場面の整理(トリガー・パターン・背景の見立て)
 - 境界線・距離感・伝え方の微調整(実践的な選択肢づくり)
 - 「良い支援者であるべき」等の内なる声に気づき、やさしく緩める
 - セルフケアの再設計(回復ルーティンの整備)
…など 
同業の方(カウンセラー / コーチ / 講師など)のご利用も歓迎しています。どうぞ安心してお越しください。
セッション内容は心理的なテーマに焦点を当てており、技法・ビジネスのコンサルティングは対象外となります。
あなたの心や体、大切な思いを壊してしまわないように
あなたが安心して心の内を話せる場は、支援者であるあなたにとっても必要なものです。
自分の内側を整えるほど、支援はラクに、深く届くようになります。
支える人こそ、支えられる場を。
どうぞここでは、ただの「あなた」で。

自分自身にもやさしい時間を贈ってあげてくださいね。
初めての方へ・心理カウンセリング安心ガイド
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