先日、早起きして公園に行き、池のほとりで簡易の椅子を設置して、朝ご飯を食べました。
食後は、椅子でまったり自然を感じる時間。
なるべく「考える」ことを手放して、「感じる」ことを大切にする感じで。
日差しがマイルドで、風がそよそよと吹き、鳥の声がよく聞こえて、とっても気持ちがいい。
思えば、以前はこんな風にぼんやり過ごす、ということができませんでした。
ご飯を食べる時も、公園に来ても、忙しく頭で考えていたり、本を読んで知識を仕入れたり、今後の計画練ったり、何かしていないと気がすまない。
そういう過ごし方も、それはそれでいいんですけどね。
でも昔は勘違いをしてたんですよ。
ちょっとした隙間にも何かをするのが向上心がある人間だ、みたいに。
だから「休みの日は一日中ぼーっとしてました」という友人の話を聞くと、なんて無駄な…と本気で思っていましたもん笑。
なにか目標もって行動してないなんて人生損してるよ、とか。
人の損得を自分の公式で計算して評価する。うーん、なかなかの視野の狭さ。
それだけ自分も必死だったってことですね。
必死だし、これしかないと執着してるから、視野も狭くなる。
だから、すごく狭い道を必死で歩いていたんです。
人生には正しい道があり、さらに、今選んで歩いているこの狭ーいゾーンが正解だと思い込んでた。
だからそこからはみ出るような、例えば、
休む、だらだらする、何もせずに時間を過ごす、
ということは「悪」で、許せなかったなぁ。
だから、多少無理するのが標準で、それができないとめちゃめちゃ自分を責めてました。
本当に根性がない、努力が足りない、ダメな自分って。
でもそれって、ストライクゾーンはここです、そこからちょっとでもはみ出したらダメです、と自分で自分の行く手を狭くしてたんですね。
そうやって進んでいくのが幸せになる道だって信じてたから。
でも、生き方は無限にある。証拠にこの地球で同じ人生の人はいません。
過去を振り返ればこれまで歩いた軌跡が道に見えるから、目の前にも選ぶべき道があるように感じるけど、そもそもそういうものなんてないのかも。
これが唯一の正解ルート、というものがあるわけでなく、ただ広がっていてどう進んでもOKで、好きに歩けばいいだけなのかも。
そう考えると、
私たちが時々「どうしてちゃんとできないんだろう」と嘆くこと、例えば、
ずっと「やり続ける」を選択してきた人が、「やめる」を選択すること、
いつも強くある人が、人前でふと弱い部分がでること、
完璧主義の人が、最後の詰めをあきらめること、
人に合わせ上手な人が、いらっとして笑顔が崩れること、
これは「正解ルートを外れてる」「できてない」と嘆くところじゃなくて、
全部レベルアップ。心の幅の広がり、人生の喜びが広がる兆候。
今いるルートが窮屈だっていうお知らせで、まだまだ自分の可能性があるっていう気づきになるもの。
自分の”ほころび”を見つけたら、それは愛嬌、人間味です。
もっと自由に生きるための足場になるものです。
何かができるようになることも成長だけど、できないことを認めることも成長だし、
自分の不完全さを知って、そりゃそうだ笑、と認めることは大いなる成長。
だから「できる」ことも素晴らしいけど、「できない」ことも素晴らしい。
それは、向上心を持たないことや自己卑下とは真逆のエネルギーなんですよね。
これで生きると人生を前向きに展開することにエネルギーを使っているわけですから。
、、、なんてことを公園で椅子に座って考えていました。
あれ?
「考えること」を手放す時間にするはずが全然できてないですね笑。
今日もあなたの幸せを心から応援しています。
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