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気にしすぎて疲れてしまう人へ、自分を理解するためのメッセージ

こんにちは、柘植かおりです。
今日は気にしすぎて疲れてしまう人へのメッセージを書いていきます。

気にしすぎる自分がおかしいと思ってしまう

「色々細かいことが気になるせいで疲れる」
「人の顔色が気になって、気を使いすぎてぐったり」
そんな思いから、人間関係自体がしんどいと感じる方は、多いのではないでしょうか。

気にしないようにしているのに、そうはできなくて、かえって考え込んで、自分がまずますイヤになって、、、と、自己否定にはまり込んでしまったり、

中には、人から「気にしすぎだよ」と言われて、自分がダメに思うこともあるかもしれません。

 

「細かいことを気にかけること」、それ自体がよくないわけではないんです。

どう感じるか、どれくらい細やかに感じるかは、人によって違います。

生まれながらに感性が豊かな人もいるでしょう。

また、仕事柄気になるとか、譲れない信念、自分が大切にしていることなどにはすぐ気が付くでしょう。

そこに「いい・わるい」はありません。

相手が何を考えているかが気になって仕方ないということは、そのことが自分にとって気になるし、重要だということです。

だから、まず、こんなに気にする自分はおかしいのではないかと、自分を責めないでくださいね。

誰か何と言おうと、あなたが気になるのであれば、それはあなたにとってどうでもいいことではなくて、気になることで、大切なことなんです。

 

「気にしないようになる」が出来ないのは望んでいないから

もういっそのこと、「気にしないようになりたい」、とそう思うこともあるでしょう。

「気にするな、気にするな」と心で唱えたことがきっとあるはず。

でも、できなかったのではないでしょうか。

それも、当然なことで、相手がどう思っているかが気になる人は、相手の気持ちが重要な人です。

だから、全く気にないようになることを望んでいるわけではなくて。

反対に、相手の気持ちを、本音をもっと知りたい、が望みなのではないでしょうか。

もっと言えば、自分のことを好意的に思ってくれるかが知りたいのだと思うのです。

 

だから、人の気持ちを気にしすぎてしまう人は、あとから、「あれ?本当にあれでよかったのかな?もしかして○○と言った方がよかったのでは?」と悶々としてしまうことがあります。

よく考えたらもっといい答え方があったかも、誤解されてないか、不快にさせてないか、と気にします。

色々考えて、結局自分に落ち度があるように感じてしまいます。

相手が自分を好意的に思ってくれているかどうかわからないから、悩んでしまうのです。

 

それだけそこに時間やエネルギーを使うのは、それほど傷つくことが怖いからです。

だから、必死に相手の気持ちを探らざるを得ないのです。

例えば、幼いころ親との関係で、親の気持ちの面倒を見なければならないような状況だったのであれば、親がよい気持ちでいられるような正解を必死に探す必要があったでしょう。

もし機嫌を損ねれば、「なんでイライラさせるの!」など責任を押し付けられ、叱られたり、親から嫌われる恐怖を味わうこともあったかもしれません。

そうしたパターンは、大人になっても人間関係の中で繰り返すことがあり、自然と相手の答えを探すようになります。

そういった過去の痛みをもう二度と感じたくなくて、相手の本音が気になって仕方がないのかもしれません。

 

正解がわからないって、不安ですよね。

どんなに仲良しでも、愛し合っていても、全ての気持ちを把握できるわけではなく、

どんなに思いを馳せても、心を込めても、相手に響かないこともあります。

残念ながら良かれと思ったことが裏目に出ることもあります。

 

これはもう仕方のないこと。相手がどう感じるかの自由は認めざるを得ない。

それは恐ろしいことではなくて、例えあなたが言ったことで相手の機嫌が悪くなったとしても、あなたが間違ったわけではない、ということです。

相手がどう感じるかは自由で、相手に責任があります。あなたの責任ではない。

こちらは、相手の気持ちをあくまで「想像」することしかできず、事実それ以上のことができないので、それが精いっぱいなことなんです。

気にしすぎて疲れてしまうのは、いつもそうした精一杯をやり続けて、さらにそれ以上のことをしなきゃいけないと自分を追い詰めているからなんです。

 

空気を読んだ後に選択肢がある

私自身も気にしすぎのタイプでして、空気を読まねば!と長年思ってきました。

そして、自分とは真逆のタイプで、周りの空気を読まずに自分の気持ちを発言できたり、行動出来たりする人を見ると、何も考えず思いのまま振舞っても好かれていて、得な性格でいいなぁ、と思っていたんです。

でも、それは私の勘違いでした。

実は、そのいいなぁと思った人は、めちゃめちゃ空気を読む人だったんです。

読んだうえで「あえて」自由な発言や行動をとっていたんですね。

私は、自由に振舞う人は、空気を読んでいないものだと思い込んでいました。

それに空気を読んでしまったらそれに自動的に従うもの、とも思い込んでいました。

でも、何に気づいても、どれだけ空気を読んでも、その後どうするかは、また別の話なんですね。

 

私は色々なことが気になってしまうこと自体は、ポジティブ面もネガティブ面もあるフラットなものだと思っています。

人の否定的な気持ちに敏感になって怖くなってしまうこともあれば、人の細やかなやさしさを見つけて感動することもあるでしょう。

ただ、気づいたその後、選択肢が「人に合わせる」一択しかないと、我慢が続いて苦しくなります。

気づいても、その後どうするかは自分が選んでいい。

相手のことに気づけるからと言って、合わせてあげなくちゃいけない、なんてことはないんです。

相手の機嫌の面倒を見てあげる必要はない。

それに相手の気持ちに気づいたとしても、それは間違っているかもしれない。それが事実かどうかは確かめてみないとわかりません。

空気を読んでも合わせるな、ではありません。

そうしたいと思うのであれば、合わせたらいいし、機嫌を取りたいと思えば、取ればいい。

あなたが、選んで、決めて、そうしているならそれでいいのです。

 

「どうしてかわからんけど、不幸になってる(涙)」

そういうとき、ものすごく疲れます。しんどくなります。

なんか自分が嫌い、なんか周りが嫌い、なんか人生がおかしい、

自分の状態がわからない、そのストレス。

だから、寄り添ってわかろうとしよう。

気にすることはダメなことじゃないんだな、相手の気持ちがわかったとしても、自分がどうするかは自分が決めていいんだな、これは昔からの心のパターンなのかもしれないな、そもそも自分結構精一杯やってるぞ、と自分を理解することは大切なこと。

そうやって寄り添っていって、わけのわからないところから、一つ一つ心を整えていけると落ち着いていきます。

 

でも、カウンセラーの私としては。

しんどい時は、人を頼ってほしいと思っています。

自分の苦しみを話せる人に聞いてもらう、カウンセリングを受けてみる。

何度も繰り返すしんどさは、過去の心の痛みから来ていて、なかなかそこに自分で手を入れることは難しい。

だから抱え込んでつらい時期を長引かせませんように。

 

それではここまで読んでいただいてありがとうございます。

あなたの幸せを心から応援しています。

 

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