もっとこうだったらいいのに、と思うことがあるのに、なかなか行動を起こせないのは何でだろう、その時の鍵となるのはどんなことだろう、というお話しです。
まず、少し私の近況をお話ししますね。
ここ半年くらい、時間が取れないことが多くて、すごくヤキモキしていました。
もっとカウンセリングやセミナーや勉強や、したいことは色々あるのに、物理的に時間が取れなくて。
もちろんそういった選択をしているのは、まぎれもない自分自身なんですけどね。
時間が取れない不満感と、自分自身へのふがいなさ感。
時間がない、という話は結構あるある、
かもしれませんが、
時間って「命」じゃないですか。
「本当はこんなことに大切な時間を消費したくないのに」と思いながら過ごしていると、頭の中に砂時計が出てくるんですよ。
砂がさらさら落ちて、うだうだしている間にも残りがどんどん少なくなるイメージ。
この状態から抜けるには、
人を説得し(苦手です)、交渉し(苦手です)、他の人に頼み込み(苦手です)、自分も別の負担を負う必要がありました。
そういった行動をとれば改善できるかもと思いつつ、そのためにはすごく苦手なことをいくつもやらないといけなくて、
やりたくないー、
かえって私の立場が悪くなる可能性もあるしー、
でもこのまま人生を無駄に削っているような生活も本当にいや、
と悶々としておりました。
そして、最近、
実行しました!
説得&交渉&頼み込み作戦。
心臓がバクバクしたり、胃腸の調子がおかしくなることもありましたが、だいぶ自分の希望が通り、
無駄と感じる時間をぐーーっと減らすことができました。
あとは現状もう変えるのが難しいことなので、
「変えられないのならその時間をいかに気分よく過ごすか」
という考え方でやって行けそうです。
と、ここまで個人的な話をしましたが、
結局何が言いたかったかというと、
私の武勇伝!・・・ではないです。
私は勇敢どころか、むしろ人一倍ビビりですし。
そもそも、行動起こすまでに数か月かかってますから。
言いたかったことは、
そんなビビりなのに「結局なぜ行動できたか」ということなんです。
本当はこうしたいと思ってるのに、怖いし失敗するかもだし勇気が出ないっていうこと、あるじゃないですか。
でも、ある「感覚」があると、行動への推進力になるのかなと。
その「感覚」について説明するために、例え話をしますね。
映画やドラマを見て「こんな体験できたらなぁ」って思うことってありませんか?
ドラマだから、いいことばかりが起こるわけじゃなくて、
悩んだり苦しんだり、きついことも起こるんだけれども、
感情移入していると、
「もう、そっちじゃないのに!」
「ここで勇気出して言うんだ!」
「やったー!よかったね!」
と盛り上がりますよね。
そして登場人物がさまざまな体験をして、
ネガティブであれポジティブであれ、
いきいきと感情を感じて一生懸命生きていることが、とてもうらやましくなるんじゃないかと思うのです。
途中での苦難を乗り越えていくほど、ラストシーンで感動したり。
こんなに頑張って、本気で、素敵だなぁ、こんな風になりたいなぁ、と思う。
そして私たちは、
ドラマと同じように、実際に現実世界でさまざまな体験をしています。
でも、ドラマのようにその体験のすべてが素晴らしいとは思えないですよね。
だって嫌なことは嫌だし、苦手なことやらないといけないとなったらお腹痛くなるし、思った通りにならなくてイライラするし。
何か行動を起こすのは面倒、怖い、苦しい。
ドラマの時は「ピンチはチャンスだー!」と叫んでいたのに笑。
現実は、ドラマみたいにハッピーエンドの保証がないし。
そして、行動できないのは、「そこ」だと思うんです。
保証がない。
ドラマは紆余曲折あってもラストシーンでは「結局幸せになるんでしょ」と思える。
見ている私たちも、最後にはどうせうまくいくと思っているから、登場人物に「迷うな!いけー!」って言えるんですよね。
でもこれが、自分の人生のことになると、どうもこれから先がうまく行くように思えなくて、進むのが怖くなってしまう。
だけど、現実でもドラマを見ている感覚みたいに、
「きっとなんとかなる」
「結局は大丈夫だ」
「結局幸せになりますから!」
という、なんとなくでも信じられる感覚があれば、行動するための原動力になると思うんです。
もちろん、こういった確信みたいなものがなくても、人は行動しますし、これがすべてではありませんが。
でも、自分の意志で未来を選んでいこうとするときに、
「結局はなんとかなって、いい方へ行く」という感覚は、自分の足を一歩前に踏み出させる力になるんですね。
そして、そう思っていると、その時点では思った結果にならなかったとしても、
これから先を含めて結局うまく行くことになると感じるので、目の前の失敗にこだわらなくなります。
でも、本当に結局なんとかなるなら、何もしなくても何とかなるんじゃないか?
と思う方もいるかもしれません。
そして、きっと何もしなくても、何とかはなっていくと思います。
例えば今回の私の場合でみると、
行動しなくても、私が我慢さえしていれば毎日はそれなりに平和に過ぎていきます。
今後、もしかしたらなにかしら事態が急変してラッキーにも事情が変わる、なんてことがあったかもしれません。
もしくは我慢がたたり体調を崩し、他人がどう言おうと今の状態から抜けるしかなくなる、なんてことも考えられます。
けれども、自分の中に「こうしたい」という思いがあるのに、それを無視することは、苦しい状態です。自分で自分の力を奪う行為をしているわけですから。
それに主体性を手放すことは、人生の舵を手放すことにもなります。
とはいえ、どんな経験もその人の命の結晶であり、そこに良い悪いはありません。
けれども私個人としては、「自分の人生を生きる人が増えてほしい」、とそう願っています。
でもそもそも、「結局は何とかなって、いい方へ行く」なんて思えない、という人もいますよね。
そういう感覚はどうしたら感じられるのか?ということなんですが。
私の場合は「心を知ること、心を癒すこと」でした。
心理学に触れない人でもそう思っている人はたくさんいるので、唯一のルートではないです。
でも、私の場合は、確実にそのことが影響大ですし、心について学んでいる人にそう感じている人は多いように思います。
心を知る、自分を知る、自分を癒す、
心の癖、人生の生き方の仕組み、
何が喜びでどんな価値観をもっているか。
心を知ることは、自分への愛を知ることにもなります。
自分に寄り添い、実践してきたことで、
自分、他人、この人生、この世界についての認識が、不安側から安心側にずいぶん傾きました。
これは、ふわふわと何となくだいじょうぶー、ではなくて、
実体験からくる納得感から感じるものです。
なので、一朝一夕にはそう思えないかもしれませんが、誰でも積み重ねていくことができるものです。
私は平均より慎重派で、頭で色々考えるタイプ。
なので迷いや行動を止める妄想が起こりやす方。
それに、元々のネガティブ度合にはかなり自信があります。
でも、「結局なんとかなるから、きっと大丈夫」と、今はそう思えます。
もちろん100%そう思えなくてもよくて。
不安だし、嫌だし、怖いし、失敗したくない。
そういった気持ちも本当だけど、「結局はいい方へ行くだろう」という感覚も本当なんですね。
しかも、心の理解が深まると自分を信じる力が増すので「いい方へ行くに違いない感」が強まります。
ちなみに、ベースにそういう思いがあるので、セミナーでは全力で心についてお伝えしています。
心について知るのは、楽しいし、自分の人生を土台から豊かにするツールだと思っております。
色々書いてきましたけど、まとめると、
・「結局何とかなって、いい方へ行く」という感覚を持っていると(100%そう思っていなくても)、行動を後押しするよ。
・そうすると、直近の失敗や嫌な事だけにとらわれなくなるよ。(今は失敗に思えてもトータルで成功)
・自分の心を深めていくと、自分を信じる力になるよ。
・あと、この記事を読んでいるあなたは心に関心がある人だと思うので、心について知ることはとても役にたつと思いますよ。(そのうえ楽しいよ!)
ということでした。
ありがとうございます。
春ですね。
今後、自分を知る・解決法を知る、そんなテーマのイベントをやろうと思っているので、楽しみにしていただけたらと思います。
それではあなたの幸せを心から応援しています。
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