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「自分が嫌い」から「自分が好き」へシフトチェンジする時

みなさん、こんにちは。

みなさんは自分のことが好きですか?

私は昔めちゃめちゃ自分のことが嫌いでした。

今は、自己肯定感という言葉も一般的に使われるようになりましたが、そういう「自分を好きになろう」という発想も浮かばなかったです。

ただ自分の嫌なところを変えたい、修正したい、消したい、なんなら丸ごと生まれ変わりたい、そんな思いでした。

ちょっと話が飛びますが、

今これを書いているのが9月の終わりごろなんです。

この時期になると来年分の運勢を占った本が多く出版されているように感じます。

占いって人気がありますよね。

私も子どもの頃、小学校に上がったくらいのころから、星座占いが大好きでした。

私は運勢よりも、星座ごとにどんな性質を持っているか、それを知るのが好きだったんです。

なぜかというと、

自分の嫌なところを変えたい、修正したい、消したい、なんなら丸ごと生まれ変わりたい、

そう思っていた私は、占いに本当の自分というものがあるかもしれないと希望を持っていたからです。

現実の自分は嫌いでしょうがないのですが、もしかしたら、天から素敵な性格をもらっているかもしれないじゃないですか。

もしかしたら「みにくいアヒルの子」状態なのかもしれないじゃないですか。

だから私は当時一生懸命星座の本を読みました。

自分が、本当はこんな自分なんかじゃないという証拠をどうしても見つけたかったのです。

 

私は晩秋生まれのさそり座なんです。

子どもの頃に読んだ本には、さそり座の性格、として確かこんなことが書かれていました。

・無口・秘密主義・深掘りする・感情が深い・洞察力がある・情熱がある・精神的に強い・・・

 

これを読んで私はがっかりしました。

どの本を見ても同じようなことが書いてあるし…。

これは、当時の私には全然嬉しくない、むしろ指摘されたくない性格だったんです。

「無口」というのも、本当に話すのが下手で人と仲良くできないのがコンプレックスだったし、
「深掘りする」というもの、なんでも深く考えるので重くて暗い印象だったし、
「洞察力」といえば聞こえがいいですが人の顔色をうかがうばかりの自分が嫌でしょうがなかったんです。

(でも結構当たってたってことですね。)

私は、さそり座に生まれてしまったのが運のつきなんだ、これは生まれながらの変えられない性格なんだと当時は真剣に思い、ますます自分が嫌になりました。

 

ちなみにですが、
友だちも少なくて地味でおとなしい小学生だった私にとっては、
「明るくて自信があって人気者でポジティブ」
そんな感じにあこがれていました。
そんな風に書かれていたら、天を味方につけたようで救いになったと思います。

真逆ですね。
(「明るくて~ポジティブ」はしし座の人の性格として書かれていました。)

 

そして現在。

私は小学生の頃からは随分色々変わりましたが、変わっていないこともたくさんあります。

相変わらずさそり座ですし。

そして改めて、子どもの頃の本に書かれていたさそり座の性格

・無口・秘密主義・深掘りする・感情が深い・洞察力がある・情熱がある・精神的に強い・・・

を見てみると、思うんです。

 

「こんなこと書かれているなんて、めちゃめちゃ嬉しい!最高じゃないの!!」

 

今見るとこの性格特性素敵!って思うんですね。

昔はあんなに嫌いだったのに、意見が180度変わってしまってるんです。

昔はそう言われるのが本当に嫌で嫌でしょうがなかったのに、むしろそうだったら嬉しいと思えるんですね。

これって何でだろうなと思ったのですが。

 

それは、その性質が持つ意味、意義が変わったからだと思います。

この性質が、自分が大切にしている価値観の支えになると感じているからだと思います。

 

どういうことかというと、

子どものころの私にとって大事なことって、クラスのみんなに好きになってもらうことだったと思うんです。

それで教室を見渡すと、明るくて元気な子がみんなに慕われているように見えたので、そういう性質があれば好かれるんだ、と当時は思ったんですね。

だからそうじゃないさそり座の性質は人に好かれないと思ったわけです。

(実際にその性質が人に好かれないのではなく、私がそう思い込んでそう意味付けしたというだけです。)

 

そして、今の私にとって大事なことって、心の支援を通してみんなで幸せになっていくことなんです。

具体的には、こうした発信やらカウンセリングやらですね。

そうなると、昔は嫌いだった無口も、話すより聞く方が好きという意味を持った性質になりますし、人の顔色を伺う洞察力も、相手の気持ちの変化に敏感であるという意味を持った性質になります。

それって、心の支援をしたいという私の大切な価値観を支える性質になっているよね、ということです。

 

自分で嫌だなと思っている性質も、大切にしている価値観と結びつくと意味や意義を持つようになり、ぱたん、とオセロのようにひっくり返って好きになるんですね。

 

そして、性質と価値観ってどんなもの同士でも意味のある結びつきができると思うのです。

私がもし明るくて元気な華やかなタイプでも、それはそれで心の支援をしていくことと結びつけることが出来ますよね。

洞察力と言っても、接客業でも教員でも主婦でも趣味の映画鑑賞でも、自分が大切にしている価値観のどんなジャンルにでも結びつけることが出来ます。

だから、自分の性質と自分の高い価値観を結びつけるルートはいくらでも創造できるってことです。

 

つまり、嫌いな自分を好きになる、

という点から見ていくと、

自分が嫌いだと思っている性質を、どう自分が価値を置いていることにいかせるかどうか、です。

これは、自分を好きになるアプローチの一つとして取り組めることなんじゃないか、と思うわけです。

 

ところで、性格って良いとか悪いとかないですよね。

ものは言い様といいますか。

 

考えすぎる―思慮深い

おせっかい―面倒見がいい

気を使いすぎる―繊細で細やか

何考えているかわからない―ミステリアス

頑固-意志が強い

不思議ちゃん―自分の世界を持っている

 

性格描写はどのようにでも言えます。

自分では嫌だと思っている性格も、他人から見たり、別の場面で見ると魅力的に見えたりします。

 

どういう性格か、性質かということ自体より、

自分が価値を置いていることをどう大切にしたりどう実現していくか、

そのやり方や積み重ねていくものの中に、それぞれの性質が持ち味や個性となってきらきらと輝くのだと思います。

 

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

あなたの大切な一日が笑顔と幸せのあふれるものでありますように。

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